メカ不思議アドベンチャー「Figure-rise Mechanics ブルマの可変式No.19バイク」
第2回”乙女の祈り!?”
2018/08/18 10:00

BANDAI SPIRITS ホビー事業部×DBオフィシャルサイト

☆☆☆勝手に妄想ストーリー☆☆☆

ブルマは家にある倉の奥の奥から、中に2つの星が入っている謎の球を見つけた。
古い文献を調べてみると、それは”ドラゴンボール”と呼ばれる球らしく、7つ集めるとどんな願いでも、1つ叶うのだという。
「大学は明日から夏休みだったわね…ドラゴンボール探しに、うってつけじゃない!」
16歳だが、天才的な頭脳のためとっくに大学を卒業し、今は大学に頼まれて、特別講師をしているのだ。
というわけで、ブルマはドラゴンボール探しの旅の足にするために、No.19バイクをいじりはじめたのだった。
「DB探し…過酷な旅になりそうね。でも、このブルマ様の手にかかれば大丈夫! このバイクを、DB探し専用に改造しちゃえばいいんだわ。そのあとは、DBから出ている微弱な電波を感知するための道具を作って…」
そこにやってきたのは、黒い子ネコが入ったダンボールを持った白髪の男性が…!?
「このネコちゃん、飼っちゃおうかな~って思って、“全自動にゃんにゃんおせわマシーン”の設計図書いたから、作ってくれ。おまえ、夏休みでヒマじゃろ?」
その白髪の男性は、ブルマのチチでアリ、カプセルコーポレーションの創立者でもある発明家・ブリーフ博士であった。
「……わたし、明日から旅に出るから忙しいんだけど! あ、しばらく帰らないから」
「なんだ、冷たいのう…ボーイハントの旅にでも出るのか?」
「ちちち、違うわよ!」

さすがはブルマの父親、図星である。
ブルマがドラゴンボールを集める理由…それは“ステキなボーイフレンドをゲットする”という、軽薄な願いを叶えるためなのであった。
「しょーがない、自分で作るか…おや、例のバイク、あきらめておらんかったんじゃな」
No.19バイクは、ブルマが開発している、いわばブルマの理想のバイクなのだった。3つのモードに可変するという、とんでもない機構を内蔵している…はずだったが、その可変がスムーズにいかず、完成には至っていない。
「こりゃあ夢のあるバイクじゃからなー、がんばれよ~」
「…ちょっととうさん、ヒマなら手伝ってよ」

ブリーフ博士は、ちらっとブルマの書いたバイクの設計図を見ると、
「…ここを電動で動かそうとしとるのか…そこは油圧式にして…」
と言いながら、設計図をちょいちょいちょいっと、手直しをし始めた。
「……た、確かにこの方が可変機構に安定性が得られるわね……とうさん、ありがと」
「ほんじゃな。ボーイハント、がんばれよ!」
「だだだから、ボーイハントじゃないって!」

ステキなボーイフレンドを手に入れるため、ステキなボーイフレンドといっしょに、ランラララーン♡と海辺をデートするため、このバイクは完成させる必要がある…と、決意を新たにするブルマなのであった。
次回につづく!


なんと、BANDAI SPIRITS ホビー事業部とドラゴンボールオフィシャルサイトとで妄想した、ブルマとNo.19バイクのストーリーを、とよたろう先生がイラストにしてくれました!
とよたろう先生、ありがとうございます!
次回からも、とよたろう先生は妄想に付き合って、イラストを描いてくれるとのこと…感謝!

では引き続き、『ドラゴンボール』愛、そしてブルマ愛も満点の、BANDAI SPIRITS ホビー事業部のお2人にお話を聞いちゃいます!
なんと今日、8月18日はブルマの誕生日!
ということで、「Figure-rise Mechanics ブルマの可変式No.19バイク」のブルマがどのように作られて行ったのかをまずは聞いていきます。
そして、8月19日はバイクの日ということで、妄想ストーリーでさらっと書いちゃいましたが、なんと3形態に可変する事実も発覚した、No.19バイクについてもちょっぴり聞き出しちゃいます!


「Figure-rise Mechanics ブルマの可変式No.19バイク」
企画開発担当 石倉伸彦


「Figure-rise Mechanics ブルマの可変式No.19バイク」
マーケティング担当 澁谷 和

前回、かなりの『ドラゴンボール』好きだと発覚したお2人に、今回はブルマのことを中心に聞いちゃいます。ブルマに関する妄想だけではなく、ブルマをプラモデルにすることに関しても、かなりのこだわりが炸裂!
DBオフィシャルサイトのブルマ好きライターといっしょに、なにやら盛り上がったようで…!?


――いや~、孫悟空と出会う前のブルマ、たくさん妄想が出てくる出てくる!(上の妄想ストーリー参照) ブルマのことが好きすぎですよ2人とも! 最初に読んだブルマの印象って、どんなものだったのか覚えてます?

渋谷:最初にマンガで読んだときは、ドキドキはしていましたね。子供からすると、いい年代のお姉さんキャラクターでしたし、女性らしさもありつつ、いろいろ道具も持っていたりして、ワクワクさせてくれましたし…好きでした(笑)。

――俺なんか中学生だったので、ブルマのおっぱいが惜しげもなく出てたりして、もう「鳥山先生ナイス!」と思ってました! いや~、ちょっと異性を意識し始めた子供たちにとっては、ステキなお姉さんだったなぁ~。

石倉:自分はアニメ『ドラゴンボールZ』から入ったのもあって、セル編以降のブルマの印象がすごく強いんですよね。ベジータと結婚して、トランクスという子どもがいて、どちらかというとヒロインというよりも仲間のキャラクターというイメージでした。でもマンガを最初から読み直したたとき、“ヒロイン的存在である16歳のブルマ”を新鮮に感じたんです! 本当に魅力的で…だから、メカに乗っている16歳のブルマを、商品化したいと思ったんです!

――…前回話を聞いたときは、鳥山メカを商品化したい! とかなんとか語ってたのに! おい! メカよりも、ブルマを商品化したかったんじゃ…まったくもう! 許す!! 16歳のブルマは魅力的だもんね。なんだか、ブルマの試作品がたくさんあるけど…!?

石倉:そうなんです! 何度も何度も試作を重ねて、試行錯誤してブルマを作り上げてきました。最初は立ち姿の状態の3Dデータから光造形(3Dデータを、3Dプリンターを使用して作り出した立体物)で試作を作って修正をして、そのデータをいじってメカに乗せるポーズにしていくんです。立ち姿で可愛くないと、メカに乗せたときも可愛くないんですよ。


↑右からブルマバイクの試作を古い順に並べてみました。後ろにはブルマ単体での立ち姿の試作が。


――なるほど、後ろにある試作が、その立ち姿のブルマなんだな。

石倉:そうなんです。腕のラインとか、脚のラインとか、もちろん胸元もこだわって直しました。そういうところが、女性的なラインじゃないといけないと思い、意識しつつ設計チームと何度もやり取りをしていきました。まあ、脚は最終的にはズボンをはいてしまうんですけれど(笑)。こんな風に、光造形での試作は山ほど作って検討しました!


↑こちらが、光造形で作られたというブルマの試作たち…PC上で作った立体データを光造形機で出力して、そこで形状を検討する。


――ふむふむ、その次はデータ上でバイクに乗っている姿を作っていくと! 

石倉:そうですね。設計チームがデータ上で立ち姿のブルマを作って、企画担当が形状の検討を重ねてから、データ上でバイクに乗せた姿を作り、プラモデルのパーツ分割も考えていくんです。


↑左がバイクに乗った姿のブルマの3Dデータ。右の画面には、パーツ分割の検討がされていることもわかる。


――やっぱり、男性キャラと女性キャラでは、気を遣うところが違うんじゃないの?

石倉:そうですね。女性的なラインということで、かなり細くしていますね。その辺は、原作も参考にしているのですが、実際の女性も参考にしています。

――ほほう、それはスゴい!

石倉:バイクに乗っている女性の写真とかを参考にしました。

――そういえば、バイク雑誌の表紙はグラビアアイドルとバイクというのが。実に多い! バイクと女性との対比っていうのも、魅力のひとつなのかもしれないね。

石倉:バイクのような無骨なものと、可愛らしい柔らかい女性という相反するもののギャップというところに、魅力がありますよね。「Figure-rise Mechanics ブルマの可変式No.19バイク」も、バイクのメカメカしさに油臭さと、ブルマの女性らしい曲線的なところの対比を意識して作りました。

渋谷:石倉のこだわりがすごいんですよ。女性の身体の曲線や髪の毛の表現へのこだわりはもちろんですが、より可愛く艶っぽく見えるようにパーツの分割までこだわっているんです。ブルマだけでも、かなり推せる商品になっていますね!

――これはちょっと、聞いておかねばならないのだが、ブルマのおっぱ…いや、胸の大きさにはこだわったんじゃないの!?

石倉:…実は設計当初はですね、気合いが入り過ぎて、大きく作りすぎてしまいまして…!? やはり女性的な身体のラインを表現するうえで、胸の造形は大きいほうがいいのかなって思ったんです。でも試作にしてみて、『ドラゴンボール』が好きな会社の人間に見せたときに「ブルマはこんな大きくないよ」っていう意見がすごく多くて。自分でも、実際に立体物にしてみるとそうだなと思いました。やはり少女時代のブルマですから、控えめじゃないけど、発展途中というか(笑)。それくらいのボリューム感にするべきだなと感じました。

――『ドラゴンボール』の中でも一番若い頃の、物語に登場したばかりのブルマだもんね。確かにそれは正しい! 澁谷さんの言うように、髪の毛にもかなりのこだわりがありそう!

石倉:髪の毛だけで、7パーツ使っていますね。最初のほうの試作では、髪の毛がなびいていないんですが、バイクに乗ったときのために毛先の動きをつけています。それに最初はなかったんですが、最終的にはポニーテールのところに可動を入れました。バイクに乗ったときになびいている髪の毛も、しっかり表現できます!

――ふむふむ、この大きいリボンというのも、すごくチャーミングだよね!

石倉:そうなんですよ! この大きいリボンをつけているところもポイントで。真っ赤なリボンで髪を結んでいるのが、少女時代のブルマを現していると思います。今の母親になったブルマって、こういうリボンとかは付けないので。そこも重要かなと。


↑データ上でもこのようにパーツに別れた状態になっている。ブルマの頭だけでこんなにパーツが!


――最終的に、納得がいくブルマになるまで、だいたいどのくらいかかったの?

石倉:最初の試作ができたのが、去年の9~10月くらいだったので、半年以上かけての作業ですね。

――その間に、試作のブルマは何個くらい?

石倉:今回持ってきたものだけでなく、可動の検証とかもあるので、15体以上は作りました。部分的に光造形で出して検証しているので、パーツだけだと数えきれないほどの試作は作っていますね。

――満足のいく、ブルマはできたのかな?

石倉:はい。半年以上かけて、やっとできました!

――半年以上、ブルマのことをずーっと考えていたってことだね! それはスゴい。脱帽だ! 半年の間に、よりブルマのことが好きになったんじゃないの?

石倉:そりゃもう、ブルマをさらに好きになりましたが…それよりも、鳥山先生のスゴさについても気づきましたね。この衣装もすごく考えて、描かれているんだなと気づきました。実は最初は、有名な扉絵の衣装にしようかと思っていたんですよ。商品化するならば、派手な衣装のほうがいいかと思って。


↑石倉さんが最初にこの衣装にしようと思った、其之四「亀仙人の筋斗雲」の扉絵。


――なるほど、この右脚が出ている、TVアニメ『ドラゴンボール』のエンディングにも出ている、この衣装のブルマだね!

石倉:情報量が多くてゴテゴテしているほうが、商品として面白いと思って、この衣装にしようとしたのですが…浅はかでした! ブルマの衣装とバイクが、ゴテゴテとゴテゴテで情報量の多いもの同士のぶつかり合いになってしまったんです。鳥山先生の元の扉絵に感じた無骨なメカにシンプルな衣装の可愛いブルマという、その黄金比というか組み合わせのよさを明らかに崩していました。メカにふさわしいブルマの衣装を考えて、鳥山先生は描かれているんですよね。お互い引き立て合ってるという関係値、デザインの妙があるんだと、立体にして初めて感じました。鳥山先生の頭の中では、立体物としての完成形がちゃんとあるんですよ。本当に、このバイクに合う衣装はこれが一番、究極の形がもう完成しているんです。

――ブルマがより好きになっただけじゃなくて、鳥山先生のすばらしさにも気づいたとは、泣けてくる! で、最後に聞いておきたいんだけど…今回の妄想ストーリーで、いきなり3モードに可変できるという話が出てきたじゃない! どーゆうこと!? ずっと2モードだけだと思ってたよ!

石倉:あれ、言ってませんでしたっけ? でも企画当初は、バイクモードとバイペダルモードの、2つに可変するということで進んでいたんですよ。


↑データ上でも、もちろんしっかりと可変を再現することが可能。いろいろな角度で見ることもできるのだ。


――ほうほう。それがなぜ、3モード可変に!?

石倉:まあそれも、妄想のたまものなんですが…!? バイクモードは元々の扉絵のバイク形態で、バイペダルモードは2足歩行形態…と考えると、僕たちの妄想の中では、バイクモードは完全に速さ重視の移動用で、バイペダルモードはバイクや徒歩で行けない所がある場合に使うんじゃないかと思ったんです。じゃあ、車みたいな感じで安定感もあって、移動できるモードを入れ込めたらいいなと妄想しちゃったんですよ。それでいろいろ調べたら、三輪走行ができるバイクがあるのを知ったんです。三輪バイクは、二輪バイクほど速度は出ないけれど安定感をもって走行できるんです。「これだ!」と思い、三輪走行のトライクルモードを、3つ目の可変として入れ込んでしまいました。



ううっ、3つのモードへの可変についてもっと聞きたかったのだが、今回はこの辺でお時間になってしまいました! 可変についての詳しいお話は、次回お届けいたします。次回は9月中旬にアップ予定です!

そして次回も、ブルマ大好きおっさんたちの妄想ストーリーももちろんありますよ! 
とよたろう先生もその妄想に付き合って、またまたイラストを描いてくださるとのこと!
そちらもお楽しみに!!

みなさんも、ブルマの誕生日を祝いながら、「Figure-rise Mechanics ブルマの可変式No.19バイク」の妄想をしちゃってください!

Figure-rise Mechanics ブルマの可変式No.19バイク
☆メーカー:BANDAI SPIRITS
☆価格:未定
☆発売日:今冬発売予定

Ⓒバードスタジオ/集英社・東映アニメーション