メカ不思議アドベンチャー「Figure-rise Mechanics ブルマの可変式No.19バイク」
第3回”…お願いだから”
2018/09/29 09:00

BANDAI SPIRITS ホビー事業部×DBオフィシャルサイト

☆☆☆勝手に妄想ストーリー☆☆☆

“バイペダルモード”と“トライクモード”…ブルマはそう名前をつけた。
可変式No.19バイクが可変したときのモード名である。
さらに“ドラゴンレーダー”という名前も考えた。
星が入っている謎の球“ドラゴンボール”から出ている微弱な電波を感知する装置の名前である。
天才ブルマの手にかかっても、可変式No.19バイクの改修と、ドラゴンレーダーを完成させるのに、眠らずにまるまる1日かかってしまった。
ドラゴンレーダーの示す位置は、西の都からかなり東…東の都の近くであった。
東の都まで航空機でひとっとび、ついでにひさしぶりに東の都の近くに住んでいる姉や知り合いに会い、本格的にドラゴンボール探しが始まった!
「さてと、本当にこの辺にあるのかしら…?」
レーダーが指し示している方向は断崖絶壁、その先には海があった。
「…海底にあったらどうしよう…潜水艇なんか持ってないわ。えっと、あ! この上にあるみたい…」
海に面した崖の中でも、ひときわ高い崖。
レーダーによると、そこにドラゴンボールがある!?
「こんな崖、登れない…な~んて、普通の女子なら言うでしょうけど、ブルマ様は違うわ!」
カプセルNo.19を取り出すブルマ。
そうなのだ。可変式No.19バイクのバイペダルモードならば、こんな崖はへっちゃらなのだ!
改修により、しっかりと可変したバイペダルモードに乗り込み、ひょひょいのひょいっとブルマは崖を登っていく。
「げっ!」
崖のてっぺんには、いかにも凶悪そうなハサミを持ち、牙の生えた大きな口を持つ、巨大ガニがいた。
運よく、眠っているようだが。
(うっ、静かに! 起こしちゃヤバいわ…まさか、この巨大ガニが飲み込んじゃったとか!? いやいや、もしかしたら身体の下に…)
抜き足差し足、そ~っと、巨大ガニに近づくブルマ。
バイペダルモードは、音を立てない、隠密行動も得意なのであった。
その時、巨大ガニの口の中がキラッと光った!
(あっ! 口の中に光ってる丸いものが…きっとドラゴンボールよ!)
「やった!」
喜びのあまり、思わず声が出てしまった。
すると、巨大ガニは起き上がり、その大きな口を開き…その中には2つの光る丸いものが…!?
「へ?」
その巨大ガニの口の中には、なんとまん丸の目玉があった!
「わわわ、ドラゴンボールじゃ、ない~っ!!!」
あわてて、バイペダルモードで崖を降り…。
「カニ! 追ってくるじゃないっ!!!」
ブルマのことを、美味しそうなエサだとでも思っているのか、巨大カニは器用にハサミと足を使い、崖を降りてくる。
「わわわ、このままじゃ追いつかれちゃう! こうなったら…でも可変が上手くいかなかったらこのまま落ちて…」
地面までは、まだ100メートル以上はある。
「迷っててもしょうがない! イチかバチかよ! えいっ!」
空中に飛び出し、見事バイペダルモードからトライクモードに可変!
「よっと!」
優秀なサスペンションを駆使して地面に着地、アクセルを踏み、荒れ地を走り始める!
同じく地面に着地した巨大ガニも、その強靭な足を使って追いかけてきた!
だが、どんな荒れ地でも難なく走破できるトライクモードに、巨大ガニが追い付けるはずがない。
みるみる、後ろの巨大ガニの姿が小さくなっていく。
「助かった…もう! レーダーはあそこを示してたのに……!?」
ドラゴンレーダーを見ると、反応はまったく違う位置に…!?
(…う~ん、巨大な生き物の出す生体エネルギーに反応しちゃったのかな? もっと、レーダーの精度を上げなくちゃ。)
いったん、家に帰ることを決めたブルマであった。
彼女の夏休みは、まだまだ続く!


またも、BANDAI SPIRITS ホビー事業部とドラゴンボールオフィシャルサイトとで妄想した、ブルマとNo.19バイクのストーリーを、とよたろう先生がイラストにしてくれました!

今回も担当のお2人に、いろいろなことを聞きだしちゃいます!


「Figure-rise Mechanics ブルマの可変式No.19バイク」
企画開発担当 石倉伸彦


「Figure-rise Mechanics ブルマの可変式No.19バイク」
マーケティング担当 澁谷 和

――今回の妄想ストーリーでは、とうとうトライクモードが大活躍! という感じでしたね~! ではその可変について詳しく聞きたいと思います! 可変するプラモデルというのは、もちろん普通のプラモデルよりも、開発は大変ですよね。必然的に、パーツも多くなりますし。まずこのサイズは、どのように決まったのですか?

石倉:やはりサイズ的には大きいほうが強度が出るっていうのもありますし、可変させやすいっていうのもあります。ですが今回サイズ感を決めるうえで、『ドラゴンボール』のFigure-rise Standardシリーズと横並びでしっかり飾っていただける、楽しめるというところも大事にしたいと思ったので、スケール感をあわせました。Figure-rise Standardシリーズでは人造人間18号が出ていたので、ブルマはそれと対比させながら作っていったんです。バイクも、それとバランスを見ながらサイズを決めていきました。

――No.19バイクの可変は、どのように考えていったのですか?

石倉:鳥山明先生の扉絵イラストのNo.19バイクを元に、こんな感じのモードに可変したいというイラストを描いてみて、そこから実際に可変するにはどうしたらいいかを考えて設計していきました。アームの長さ1つとっても、可変できるようにしていますし、どういう風に分割を入れればストレスなく可変できるのかというところも考えています。ただ立体化するだけではなく、可変の方法を1から考えていく作業になったので、そこは本当に設計チーム泣かせの商品だったかもしれません。

清水:今回は、完全に石倉の妄想を作らせていただいたという形ですね。やはり、可変する意味をもたせなければいけませんからね。可変できるとしたら、ブルマならこういうことをするんじゃないかと妄想しました。ブルマはメカいじりも好きなキャラクターですからね。自分で開発したんじゃないかと。

石倉:やはり、一番初期のブルマが冒険していた頃を切り取るということもあったので、じゃあブルマがドラゴンボールを探す冒険するうえでの手助けになるものにしたかったんです。この可変が、この機能がある意味はどういうことなのかなと、どんどん妄想していったかたちですね。

――3形態もそれぞれ冒険の中で役立つ形態ということですね。

石倉 そういうことになりますね。なので、妄想ストーリーで、ブルマの冒険を考えてみました!



↑扉絵イラストにあるバイクモードと、2足歩行のバイステップモード。


――ではまず、バイステップモードについてお伺いします。これは完全にパワードスーツ的な感じですよね。ちょっと武装的な狙いもあったんでしょうか?

石倉 はい。ブルマは女性キャラで、18号みたいにすごく強いわけでも鍛えているわけでもないんですよね。でも『ドラゴンボール』の世界っていきなりプテラノドンにさらわれたりっていう、危機的状況がいくらでも訪れるところなので、自らの身を守る、そういう意味合いもあって、ある種パワードスーツのようなモードになっていますね。

――トライクモードははどのような意味合いで考えられたんですか?

石倉:実は最初、バイクモードとバイステップモードの2モードで企画が進んでいたんですよ!

――え!? そうなんですか? 企画の途中で、モードが1つ増えたということですか?

石倉:そうなんです! 遊びのギミックとしては、多ければ多いほどいいなと考えていて、バイクモードは完全に速さ重視の形態で、バイステップモードは2足で歩いてバイクで行けない所に行ける…ならば、もう1モードいけるんじゃないかなと! 漫画の中でブルマは車にも乗っていたじゃないですか。車のように、ある程度の速度で移動出来て安定性もあるモードみたいなものも入れ込めたらいいなと思ったんです。そうしたら、インターネットとか本を読んでいて、三輪走行ができるバイクっていうのがあるということを知りました。バイクみたいに速く走れて、しかも安定感をもって走行できるっていうのを見たときに、今の2モードからあまり無理をせずにその再現ができるのかなと思いまして、1つの要素として入れ込んだんです。

――なるほど…自ら茨の道に進んだというわけですね!

石倉:(笑)。そうですね。開発当初から2モードで進んでいたので「1モード追加して、三輪のモードもやりたいんだけど…」と設計チームに伝えたら「ムムッ」っていう表情をされました(笑)。

――そこから、トライクモードの開発が始まったと! 開発はスムーズに進んだんですか?

石倉:バイステップモードの応用ということで作られたので、可変としてはそこまで無理があった機構ではなかったんです。ですが、女性らしさを出すためにブルマを半固定として作っていたので、もう新しい形態用のブルマのパーツを作らないといけなくなったんです。メカよりも、新しい形態にブルマを合わせる苦労のほうが大きかったかもしれません。メカだけではなく、ブルマも今回の主役ですから、手を抜くわけにはいきませんからね。




↑トライクモードの勇姿を見よ! 悪路でも平気な3輪モードです。

――今回は、トライクモードをとよたろう先生がバッチリイラストにしてくれました!

清水:すごく贅沢ですよね! 我々の妄想を、絵にしていただいたいて! すごくうれしいことです。

石倉 トライクモードは、移動手段からブルマをサポートする形態なので、ガタガタした悪路であっても、岩山とか人間が登れないところでもこれなら登れたりとか、そういう妄想を実際に絵にしていただきました。

――確かに、ドラゴンボールはどこにあるかわかりませんからね。

石倉 そうですね。悟空に出会うまで、ブルマはひとりで旅してましたから。よく考えると無茶だと思うんですけれども、ちゃんとそういう準備はしていたんじゃないかなと!

――そう考えると、きっとこういうメカもあったかもしれないっていう。

石倉 勝手な、妄想ですね。


 というわけで、今回は3つのモードへの可変に関して、詳しく聞くことができました!

 そして、この3モードの最終試作品は、9月29日(土)~30日(日)に、東京ビッグサイトで開催される「第58回全日本模型ホビーショー」の、BANDAI SPIRITSブースにおいて展示されております!
 3つのモードの実物を見たい人は、要チェックです!!

Figure-rise Mechanics ブルマの可変式No.19バイク
☆メーカー:BANDAI SPIRITS
☆価格:5184円(税込)
☆発売日:2018年12月発売予定
詳細は公式サイトをチェック!
https://bandai-hobby.net/site/dragonball/mecha_bulma_bike.html

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