
手のひらサイズの『ドラゴンボール』ワールドを作る職人たち!食玩&ガシャポンの担当者にインタビュー!! 其の1
2019/02/26 12:00
さまざまな方法で『ドラゴンボール』に関わり、『ドラゴンボール』に愛を抱き、『ドラゴンボール』ファンのために最上級の“モノ”を届ける職人たち=アルチザン。彼らに注目する連載企画、それがDRAGON BALL Artizanです。

ミニチュアサイズの商品として、昔から人気を博し続けている「UDM(アルティメットディフォルメマスコット)シリーズ」や「UG(アルティメットグレード)シリーズ」。
カッコ可愛いイラストで、食玩商品として近年爆発的ヒットを出している「超戦士シールウエハースZ」。
ディフォルメ商品が大好きなオフィシャルサイトスタッフが、「ディフォルメ」の真髄を探るため、それぞれのバンダイ担当者さんにインタビューを敢行! 「UDMシリーズ」などを担当しているバンダイ ベンダー事業部の担当MRさん、「超戦士シールウエハースZ」を担当しているバンダイ キャンディ事業部の担当Yさんにお話を伺ってきました。
そして、どうやら2つの事業部の枠を越えた企画を何やら画策をしているようで…!?
今回は「超戦士シールウエハース!イラストのこだわり編」です!
カッコ可愛いイラストで、食玩商品として近年爆発的ヒットを出している「超戦士シールウエハースZ」。
ディフォルメ商品が大好きなオフィシャルサイトスタッフが、「ディフォルメ」の真髄を探るため、それぞれのバンダイ担当者さんにインタビューを敢行! 「UDMシリーズ」などを担当しているバンダイ ベンダー事業部の担当MRさん、「超戦士シールウエハースZ」を担当しているバンダイ キャンディ事業部の担当Yさんにお話を伺ってきました。
そして、どうやら2つの事業部の枠を越えた企画を何やら画策をしているようで…!?
今回は「超戦士シールウエハース!イラストのこだわり編」です!

――いきなりの取材をお引き受けいただきまして、ありがとうございます。事業部の違うお2人にお集まり頂いたのですが、普段から交流などあるんですか?
担当MR:同じビル内でもフロアが違うので、なかなか交流は無いですね。
担当Y:情報交換なども意外と無いですね。たまにある情報共有会などで、「こんな商品がでるんだ」と知ることが多いです。
担当MR:でも流石に、去年のように映画が始まり新キャラが出るとなると、お互い情報交換をしっかり行います。各事業部でたくさんの商品シリーズが展開していますが、それぞれで集めているお客さんの層が違っていたりするので、お互いに見極めてたりしますね。
担当MR:同じビル内でもフロアが違うので、なかなか交流は無いですね。
担当Y:情報交換なども意外と無いですね。たまにある情報共有会などで、「こんな商品がでるんだ」と知ることが多いです。
担当MR:でも流石に、去年のように映画が始まり新キャラが出るとなると、お互い情報交換をしっかり行います。各事業部でたくさんの商品シリーズが展開していますが、それぞれで集めているお客さんの層が違っていたりするので、お互いに見極めてたりしますね。
進化を続けるシール

――まずは「超戦士シールウエハースZ」について、お伺いできればと思うのですが、どのような経緯で商品化は始まったのでしょうか?
担当Y:スタートは2016年1月からで、『ドラゴンボール超』の放送中に始まりました。食玩コーナーで、子ども向けに買いやすい商品を作りたい、というのが始まりです。私たちの事業部で得意なシール付きお菓子で、子どもが手に取りやすい90円で、『ドラゴンボール』の魅力が収められるようにしたいと考え、企画が固まっていきました。
――90円はすごく買いやすい価格設定ですね。
担当Y:『ドラゴンボール超』を観ている小学生低学年は、初めて自分のお小遣いでグッズなど買い出す世代でもあるんです。なので、100円未満で収めるのはすごく意味があるだろう考えました。ちなみに「UDMシリーズ」も、小学生がターゲットですか?
担当MR:200円の「UDMシリーズ」も多くの低年齢層の方が購入されています。もちろん幅広いファンの方がいらっしゃいますので、500円の「UGシリーズ」は大人でも満足できるような形にしています。『ドラゴンボール』のディフォルメはすごく特殊なんですよね。どのタイトルも、たいていディフォルメすると可愛くなるのに、『ドラゴンボール』の場合はカッコよくもなる。「超戦士シール」はとてもバランスよくまとめているなぁと思っています。
――このイラスト、私も大好きです! この独特のテイストはどのように生まれたのでしょうか?
担当Y:実は「超戦士シール」は途中でリニューアルをしていて、ディフォルメテイストが変わっているんです。
担当Y:スタートは2016年1月からで、『ドラゴンボール超』の放送中に始まりました。食玩コーナーで、子ども向けに買いやすい商品を作りたい、というのが始まりです。私たちの事業部で得意なシール付きお菓子で、子どもが手に取りやすい90円で、『ドラゴンボール』の魅力が収められるようにしたいと考え、企画が固まっていきました。
――90円はすごく買いやすい価格設定ですね。
担当Y:『ドラゴンボール超』を観ている小学生低学年は、初めて自分のお小遣いでグッズなど買い出す世代でもあるんです。なので、100円未満で収めるのはすごく意味があるだろう考えました。ちなみに「UDMシリーズ」も、小学生がターゲットですか?
担当MR:200円の「UDMシリーズ」も多くの低年齢層の方が購入されています。もちろん幅広いファンの方がいらっしゃいますので、500円の「UGシリーズ」は大人でも満足できるような形にしています。『ドラゴンボール』のディフォルメはすごく特殊なんですよね。どのタイトルも、たいていディフォルメすると可愛くなるのに、『ドラゴンボール』の場合はカッコよくもなる。「超戦士シール」はとてもバランスよくまとめているなぁと思っています。
――このイラスト、私も大好きです! この独特のテイストはどのように生まれたのでしょうか?
担当Y:実は「超戦士シール」は途中でリニューアルをしていて、ディフォルメテイストが変わっているんです。

(真ん中が、リニューアル前。両脇がリニューアル後)
担当MR:ホントだ! ぜんぜん違う!
担当Y:顔がもう少し小さかったんです。このテイストで2弾まで出して、もっと情報量や密度を充実させようと、リニューアルすることになったんです。
担当MR:情報量をどれだけ詰められるか…ですね。
担当Y:密度を高くし、カッコよくするにはどうしたらいいかを考えている中で、イラストの顔がどんどん大きくなりました。小さな四角の中で密度と迫力を出すために、このテイストに進化していった感じです。
――なるほど! 必然的なサイズ感だったんですね。イラストのポーズや構図について、こだわりなどを教えてください!
担当Y:「超戦士シール」はリニューアル前に2弾、リニューアル後に11弾が発売しているので、トータルで13弾なんです。私が本格的に担当し始めたのはリニューアル後の4弾目からなのですが、闇雲にパンチやキックをしているだけだと、「同じシールを持っているよ!」という印象になってしまうと思ったんです。
担当MR:確かに。
担当Y:映画が上映されるタイミングで初めてブロリーをラインナップする時はいいのですが、何も考えずにただ技を繰り出しているシールを作ってしまうと、すぐに前弾と同じようなシールが出来上がってしまいます。それだと新弾を発売する意味がないので、どのように見え方を変化させるかを考えています。
担当Y:顔がもう少し小さかったんです。このテイストで2弾まで出して、もっと情報量や密度を充実させようと、リニューアルすることになったんです。
担当MR:情報量をどれだけ詰められるか…ですね。
担当Y:密度を高くし、カッコよくするにはどうしたらいいかを考えている中で、イラストの顔がどんどん大きくなりました。小さな四角の中で密度と迫力を出すために、このテイストに進化していった感じです。
――なるほど! 必然的なサイズ感だったんですね。イラストのポーズや構図について、こだわりなどを教えてください!
担当Y:「超戦士シール」はリニューアル前に2弾、リニューアル後に11弾が発売しているので、トータルで13弾なんです。私が本格的に担当し始めたのはリニューアル後の4弾目からなのですが、闇雲にパンチやキックをしているだけだと、「同じシールを持っているよ!」という印象になってしまうと思ったんです。
担当MR:確かに。
担当Y:映画が上映されるタイミングで初めてブロリーをラインナップする時はいいのですが、何も考えずにただ技を繰り出しているシールを作ってしまうと、すぐに前弾と同じようなシールが出来上がってしまいます。それだと新弾を発売する意味がないので、どのように見え方を変化させるかを考えています。

ラインナップ面では、例えば11弾では「フリーザ編」を収録しているのですが、過去にすでに「フリーザ編」はやったことがあるので、「悟空になったギニュー」や「デンデがポルンガを呼び出すシーン」など変わったラインナップも収録しています。デザイン面でも、ピッコロの背景に融合したネイルを入れて物語を凝縮したようなデザインや、「ブラックレア」という黒地にエフェクトを目立たせた統一したデザインのシールを作ったり。遊び面では、1枚めくるともう1枚豪華シールが出てくる新仕様を登場させたりしています。
――毎弾面白いラインナップなのは、知恵と工夫がたくさん盛り込まれているからなんですね。
担当Y:毎弾必ず、1個は驚きが入るようにしています。
担当MR:11弾目にして新しいギミックが入るのは、驚きです。
担当Y:1枚めくり仕様は「ダブルシール」と呼んでいるのですが、これは推したい! ぜひ2枚集めて、並べて飾ってほしいです。
――毎弾面白いラインナップなのは、知恵と工夫がたくさん盛り込まれているからなんですね。
担当Y:毎弾必ず、1個は驚きが入るようにしています。
担当MR:11弾目にして新しいギミックが入るのは、驚きです。
担当Y:1枚めくり仕様は「ダブルシール」と呼んでいるのですが、これは推したい! ぜひ2枚集めて、並べて飾ってほしいです。

担当MR:このディフォルメ感は、すごく情報量があってほんとにいいですよね。ディフォルメフィギュアは顔の大きさや、顔にいれる情報量を細かく原型師さんが計算して作られています。シールでは四角い枠に収めますが、ガシャポンでは最大500円のカプセルに入る大きさや、少ない着色の工程で何ができるかを突き詰めて考えます。例えば、「超戦士シール」は、どのイラストを使うかにもよりますが、イラストの情報量が丁度いいのでりったい……
――おおっとー!! 話が盛り上がってきたところで、今回はここまで!!
次回は「UDMシリーズ&HGシリーズ ラインナップ苦労話」です!
――おおっとー!! 話が盛り上がってきたところで、今回はここまで!!
次回は「UDMシリーズ&HGシリーズ ラインナップ苦労話」です!

担当Yさんのアイディアで、『ドラゴンボール』キャラクターの新しい一面が見れる超戦士シール! 最新弾『異次元のパワーアップ』は2月25日発売です。スーパーで見つけたら、速☆買いですよ! 私も買います!
ドラゴンボール超戦士シールウエハースZ 異次元のパワーアップ
☆価格:97円(税込)
☆売場:全国量販店の菓子売場等
☆対象年齢:6才以上
詳細はバンダイ キャンディ公式サイトへ!
http://www.bandai.co.jp/candy/products/2019/4549660338604000.html
☆価格:97円(税込)
☆売場:全国量販店の菓子売場等
☆対象年齢:6才以上
詳細はバンダイ キャンディ公式サイトへ!
http://www.bandai.co.jp/candy/products/2019/4549660338604000.html
©バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
©バードスタジオ/集英社 ©「2018ドラゴンボール超」製作委員会
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