「FOREVER NO.21」第2回!カワいさ爆発の「ドラゴンボールギャルズ」の魅力に迫る!
2019/03/11 11:00

人造人間21号さん大好きスタッフEが、21号さんの魅力や、グッズの素晴らしさに迫る「FOREVER NO.21」第2回!
今回は「ドラゴンボールギャルズ」についてお話を聞きに、メガハウスさんにやってきましたよ! カワいさ全振りの21号さんのフィギュアはどのようにして生まれたのか、開発担当のおっさんフェアリーさんにインタビューしてきました!

そもそも「ドラゴンボールギャルズ」とは?


――今日はよろしくお願いします! 21号さんの前に、まずは「ドラゴンボールギャルズ」のコンセプトについて、改めてお伺いさせてください。

おっさんフェアリー(以下お):シリーズの基本コンセプトとしては「独自目線で立体化するフィギュアシリーズ」ということになっています。僕は今までアイドル系などの女の子キャラクターフィギュアを担当していまして、『ドラゴンボール』の女性キャラを普通の女の子フィギュアのように可愛く作ったら面白いのでは?と考えたのがきっかけでシリーズを立ち上げることとなりました。今までの『ドラゴンボール』のフィギュアだと、女性キャラもカッコよく作られているものが多かったので、後発でもメガハウスらしい味が出せるのでは、と思ったんです。
初めて出したのは「ブルマ バニーガールVer.」だったのですが、その時点でたくさんの賛否両論をいただきました。ですが多くの方の支持を受けて、今日に至っています。

――「カワいいのが好き」と購入される方が、やはり一定層いていただけるわけですね。

お:最初は『ドラゴンボール』のファンでそういうのを求めている人がいるのか分からなかったのですが、他社さんがまだやられてはいない切り口でしたので。

――シリーズで大変なことはありましたか?

お:一番大変だったのはシリーズ3体目の「人造人間18号」でした。最初は「独自目線」を盛り込みすぎてしまい、原型を何度も修正することになりました。

――盛り込みすぎ…?

お:そうですね。まず、うっかり膨らませてしまった部位を半分ほどに減らしました。……誰も信じてくれないんですが、「半分」減らしたんです。後でいろいろな人と話して気がついたのですが、僕の18号のイメージは他の人と違っていたんですよ。アニメでもそれっぽい描写があったので。…ですが実際は、世界中の人たちが18号はスレンダーだと思っていたようなんですよね……。この場を借りて……申し訳ございません!!

――自分の中のキャラへのイメージを表現するんですもんね。「独自目線」ですよね。

お:独自目線とはうたっていますが、キャラのイメージを壊してしまおうとかは、もちろん考えていないです。そのキャラの魅力的な部分をブーストアップするという意識で終始進めています。…正直、企画がだいぶ悪ふざけと受け取られやすいものなので、ならばフザけたと思われた以上は、出来やクオリティは高いものにしなければいけないという誓いの元で作っています。

――きちんと考えて、作られているのですね。「カワいらしさ」を表現は、どのようにしているんでしょうか?

お:細かいところですが、服が二の腕を抑え込んで肉が膨らんでいるとか、脇の下が服の間から見えていたりとかの、フィギュアならではの表現ですね。例えば「ブルマ アラビアンVer.」では、ズボンをクリアパーツにして中の脚が透けて見えるようにしたり。「人造人間18号 Ver.Ⅲ」は服を別パーツにして隙間から見えるようにしたり、「ビーデル」も洋服からの“隙間感”を意識した造形になっています。フィギュアを買った人は、まず写真で見えない部分を確認するので、細かいところまで作りこむというのは大事なんです。大事なんです!


値段の高いフィギュアを購入いただいているので、やはり買ったからこその喜びや感動を、感じてもらえなければと考えて作っています。

「ある」人造人間21号


――なるほど……! そんな中に、21号さんがラインナップに加わったわけですが、どのよな経緯で決まったのでしょうか?

お:例えばチチでは「幼少Ver.」や「アーマーVer.」、18号にしたら4種類と、僕の中でラインナップを出し尽くしてしまった感じがあったんです。一段落ついたかと思っていたところに、「ドラゴンボール ファイターズ」で新キャラとして人造人間21号が登場し、国内外で盛り上がったので、、ぜひとも作りたいと考えました。

――ゲーム内でも印象的なポーズですが、どうしてこのポージングにしたのでしょうか?


お:企画していたタイミングではまだ他社様の21号商品が発表されていなかったので、もしかすると21号での最初の商品になると思い、オリジナルのポーズより、スタンダードでいこうと作りました。ただ、基本的には善の表情で作ろうと思っていたので、偉そうに見えないように、上半身を少し前傾させました。
スタンダードを意識しましたが、やはりギャルズは「独自目線」をうたっているので、表情や体型など、フィギュアとして見栄えがする、そのキャラに似合うアレンジを施しています。なので21号も、身体のメリハリをボリュームアップ、等身も上げて、しっぽも少し長めにして迫力を…という感じです。


メインのアングルから写真を撮るとそんなに印象が変わらないようにしていますが、真上や横などの別の角度からみると新しい発見があるような作りにしています。

――しっぽなど特徴的な部分がたくさんありますが、特に意識されたところはありますか?

お:「ドラゴンボールギャルズ」は美少女フィギュアシリーズと捉えて作っているので、顔は怖くならないようにすることはシリーズ全てにおいて心掛けています。今回は人造人間で、さらには変身後ということで、”人外” のようなキャラクターではありますが、ピンク色の肌でイメージが普段のものにも近いので、これまで同様に可愛さのある作り方にしようと決めました。…あえてポイントを言うなら背中ですね。身体のラインは気を使って、マッチョにならないけどスリムすぎないよう意識しました。


あと21号ならではで言うと、髪の毛に気を使いました。「ギャルズ」の中では一番『ドラゴンボール』らしいと思って。…超サイヤ人3ぽいですよね? あと今回は顔の差し替えパーツが付属するのですが、これもシリーズ初です。

――差し替えパーツの顔は、輪郭から違いますね。

お:そうですね。口を開けているので。フィギュア、というか立体物はすべてそうですが、口を開けている顔と、口を閉じている顔とは長さが変わるんです。三次元的な解釈ですね。あと悪なので、目をキツめにして、口には牙を生やしました。サイズがかなり小さいのですが、きちんと表現することが出来ました。

――最後に。フィギュアを作られている上で感じた、人造人間21号さんの魅力はどこだと思いますか?

お:やはり「人間ではない」ビジュアルでしょうか。ピンクの肌やしっぽがあるので、他のキャラクターとは一線を画していますよね。ですが、人間を超えたと言っても「ギャルズ」シリーズですので、あくまで「魅力的な女の子」としての再現に関しては、ぶれないように気をつけました。

――貴重なお話ありがとうございました!


良い意味で『ドラゴンボール』の枠を超えた表現技法と、おっさんフェアリーさんの「独自目線」で、その魅力がより引き出されている「ドラゴンボールギャルズ」の21号さん。
おっさんフェアリーさんの、強烈な目線と解釈には脱帽します…!
みなさんも手に入れて、360度で21号さんを鑑賞したら、新しい発見ができるかもしれませんよ!

ドラゴンボールギャルズ ドラゴンボールファイターズ 人造人間21号 変身ver.
☆発売日:2019年6月下旬予定
☆発売元:株式会社メガハウス
☆価格:11800円+税

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