「メガプレミアムマスターライン」超ビッグスケールのスタチューを世に送り出した職人たち
2020/07/31 10:00
さまざまな方法で『ドラゴンボール』に関わり、『ドラゴンボール』に愛を抱き、『ドラゴンボール』ファンのために最上級の“モノ”を届ける職人たち=アルチザン。彼らに注目する連載企画、それがDRAGON BALL Artizanです。

DRAGON BALL Artizan

『ドラゴンボール』史上最大級の超ビックスケールスタチュー「メガプレミアムマスターライン」シリーズ。昨年発表されて話題になった「孫悟空」に続いて、「ベジータ」が7月31日(金)13時に予約受付開始!
本シリーズを共同開発した「プライム1スタジオ」と「メガハウス」の担当者に、企画の経緯や2つのアイテムの見どころなどをお伺いしました。

プライム1スタジオ 岩崎友海

プライム1スタジオ 岩崎友海
ポーズが固定された大型フィギュアである“スタチュー”のメーカー「プライム1スタジオ」。海外映画関連作品を数多く発売する中、3年ほど前から日本のアニメ・ゲームキャラクターアイテムにも着手。ライセンスマネージャーとして、日本作品を中心に様々な作品の版権取得や企画に携わる。

メガハウス 小林理一郎

メガハウス 小林理一郎
フィギュアやルービックキューブをはじめ、さまざまな玩具を発売するメーカー「メガハウス」。小林さんは、本シリーズのプロデュースを担当している。過去には可動フィギュアやスニーカーやドールのコラボレーションアイテムなど、幅広い商品の企画を担当。『ドラゴンボール』アイテムでは、過去にラバーキーチェーンシリーズ「イメージングラバーコレクション」などを手掛けた。

「メガプレミアムマスターライン」実現の経緯

――2社の“共同開発”ということですが、「メガプレミアムマスターライン」シリーズの企画が実現した経緯を教えてください。

小林:お声がけしたのはメガハウスからです。大型スタチューの人気が国内外で高まっていると感じ、『ドラゴンボール』で制作したいと思い企画を立ち上げました。ですが、スタチューの制作は弊社の持つノウハウとは違う技術が必要になるため、協力して頂けるところを探していたんです。その中で、クオリティの高さに定評がある、プライム1スタジオさんにお声かけしました。
岩崎:僕たちプライム1スタジオの方は元々、日本の作品を手掛け始めた段階から、『ドラゴンボール』を扱いたいという想いがありました。ですが、望めば商品化できるようなタイトルではないので、メガハウスさんからお声かけを頂いたときは、かなり前のめりに動きました。
小林:ちょうど、お互いのやりたいことが一致したという感じです。

――どういったコンセプトで制作を開始したのでしょうか。

岩崎:まずひとつのコンセプトは、派手に、大きく見せたいということですね。パッと見で「凄い!」と言われることが、一番欲しい言葉なんです。
小林:僕としても「大きく」というのはコンセプトにありましたが、それに加えて「光らせたい」という希望もありました。プライム1スタジオさんの商品は光るイメージがあったので。
岩崎:悟空がまとっている“気”を光るエフェクトで再現する、かめはめ波を光らせるなどの発光ギミックは、コンセプトのイラストを描いている時点から考えていました。『ドラゴンボール』キャラクターのイメージは、気が立ち上がっている状態が印象だったので。実現はしませんでしたが、頭を光らせる案もあったんです。

台座や技のエフェクトに、光るギミックが仕込まれている。

台座や技のエフェクトに、光るギミックが仕込まれている。

『ドラゴンボール』の思い出

――そうして制作を開始されたわけですが、『ドラゴンボール』の思い出はありますか?

岩崎:もちろんあります ! アニメを放送していた当時は、小学生か中学生でしたが、野球中継で放送が中止になるとすごく残念な思いをしました。そんなドンピシャの世代です。
小林:この間、小学校六年生くらいのときに描いていた自由帳を発見したのですが、アニメのエンディングで悟飯 が如意棒を持っているシーンの模写があったんですよ。
岩崎:僕も描いてました。超サイヤ人の顔なんて何度描いたことか。記号的に描きやすくて、みんな描いていたんじゃないかな。
小林:僕、絵を描くときは今でも超サイヤ人みたいな目で描いちゃいますね。

――記号的には描きやすいですが、絶妙なバランスが難しいですよね。

岩崎:そうなんですよ。記号的に描きやすくても、『ドラゴンボール』キャラクターの顔は簡単じゃないんです。今回の制作にあたって、立体への落とし込み方がすごく難しいと実感しました。
小林:コレクションフィギュアを作ったときにも感じましたが、シンプルゆえに顔のバランスが難しいんですよね。
岩崎:「この角度から見たら違うな」というのは出てきてしまいますね。その中でも、今回の「メガプレミアムマスターライン」シリーズは、大分バランスが取れたと思っています。

「孫悟空」完成に至るまで


「孫悟空」完成に至るまで

――どのような流れで制作されたのでしょうか。

岩崎:まず3Dモデリングから作るのですが、その作業はすごく早かったですね。メガハウスさんからお話を頂いた瞬間に出てきたくらいの勢いです(笑)。かなり“前のめり”に動いていたので。
小林:実際、コンセプトイラストと3Dがほぼ同時に出ましたよね。
岩崎:イラストを描いた瞬間に3Dも作り出しましたから、一カ月半かからないくらいでしたね。ただ、原形の出力をした後の着色は完全に人の手で行うので、その作業は時間がかかります。
小林:塗りに関しては、道着のシワに合わせたグラデーションがすごいですよね。
岩崎:「孫悟空」はシワで影になる面によって色調を少し変えて、気の強さを表現するような色の塗り方をしています。
小林:悟空の道着は面が大きいので間延びして見えてしまうのですが、そこにテクスチャーを入れることで、メリハリのある印象に仕上がっていますよね。そうした処理の仕方を見ると、改めてプライム1スタジオさんの技術はさすがだなと思います。

道着には布のような凹凸があり、彩色も立体的!

道着には布のような凹凸があり、彩色も立体的!

――お2人が原形を初めてご覧になったときの印象はいかがでしたか?
小林:「めちゃくちゃカッコいい!」と思いました。お客さんの反応がすごいことになるだろうと確信したので、展示するのが楽しみでした。
岩崎:「あ、悟空だ!」って思いました(笑)。というのも、正直なところ、原形を見るまでは不安な気持ちがありました。これまではリアルタッチな物ばかりを作ってきたので、アニメ調の『ドラゴンボール』が再現できるんだろうかと。でも、原形を見て「ちゃんとできたな」という印象でしたね。
「ベジータ」の見どころ

「ベジータ」の見どころ

――新たに発売が発表された「ベジータ」について、特に注目して欲しいポイントはどこでしょうか。

小林:戦闘服の傷表現です。「孫悟空」の道着の表現もそうでしたが、のっぺりとしてしまいそうな面が上手く処理されていて、グッとディティールが増してます。

細かく刻まれた戦闘服の傷。さらに、悟空に比べて体が小さいベジータが華奢に見えないよう、筋肉も少し増して派手な印象を与えている。

細かく刻まれた戦闘服の傷。さらに、悟空に比べて体が小さいベジータが華奢に見えないよう、筋肉も少し増して派手な印象を与えている。

岩崎:僕としては、顔です。先ほど申し上げたように、バランスが難しい部分を再現できて、ベジータらしい表情になっていると思います。

ベジータらしい表情

ベジータらしい表情

ベジータらしい表情

DXセットには、3つの頭部パーツと、手のパーツが追加で付属する。

岩崎:ニヒルな笑いをしている表情が多いです。黒髪の頭部パーツは、サイヤ人として地球に襲来したときの、初期のベジータを意識しています。
小林:個人的にはこの表情(黒髪)が好きです。ベジータといえばこの表情の印象が強いので。「イメージングラバーコレクション」を作ったとき、最初に自分でコンセプトアートを描いたのがベジータだったんですが、やはりこういうイメージの、ニヤッと笑って見下ろしている表情を描きました。
岩崎:付属パーツで言えは、手も差し替えることができます。「孫悟空」ではかめはめ波を放つときのポーズでしたが、それよりも手の表情が豊富になっていますね。実は、ビッグバンアタックのエフェクトの中にもちゃんと手が入っているんですよ。

エフェクトの中に手が透けて見えている。

よく見ると、エフェクトの中に手が透けて見えている。

――最後に、本シリーズに興味を持っているみなさんへのメッセージをお願いします。

岩崎:プライム1スタジオが制作しているどのスタチューにも言えますが、“手に入る芸術品”だと思っていただきたいです。「孫悟空」も「ベジータ」も、出し惜しみなく制作して「これを持っていたらあらゆる面で満足できるだろう」という境地を目指しました。ぜひ応援して頂ければと思います。
小林:共同開発ということで、ありきたりではありますが1+1が2ではなく、10や20になるような取り組みができたのではないかと思います。メガハウスとプライム1スタジオさんのパワーが集結したアイテムになっています。ぜひ、完成度の高さを見て頂きたいです。

みなさんへのメッセージ

大迫力のボリューム感と細部のディティールに圧倒される「メガプレミアムマスタ-ライン」シリーズは、共同開発によるパワーや妥協の無いこだわりによって制作されていました。みなさんも、これまでにないこの究極の逸品に注目してみてください!!

PRIME1STUDIO×MegaHouse メガプレミアムマスターライン「ドラゴンボールZ ベジータ(超サイヤ人)」
☆発売元:株式会社メガハウス
☆予約日:2020年7月31日(金)13時予約受付開始
☆発売日:2021年11月予定
☆価格:132000円(税込)

詳細は「メガトレショップ-プレミアムバンダイ支店-」をチェック!
https://p-bandai.jp/item/item-1000148032/

PRIME1STUDIO×MegaHouse メガプレミアムマスターライン「ドラゴンボールZ ベジータ(超サイヤ人)DX」
☆発売元:株式会社メガハウス
☆予約日:2020年7月31日(金)13時予約受付開始
☆発売日:2021年11月予定
☆価格:162800円(税込)

詳細は「メガトレショップ-プレミアムバンダイ支店-」をチェック!
https://p-bandai.jp/item/item-1000148031/

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