「とよたろうが描いてみた!!-親子かめはめ波-」原型師VAROQさんにインタビュー!
2020/10/23 10:00

Vジャンプで『ドラゴンボール超』を連載しているとよたろう先生が、描き下ろしイラストを毎月公開する「とよたろうが描いてみた!」の特別企画! とよたろう先生による新たな“親子かめはめ波”が、2020年12月よりプライズフィギュアで登場します。

今回の記事では、本アイテムの原型製作を担当されたVAROQさんにインタビュー! 原型師のお仕事についてのお話や、本アイテムのこだわりポイントなどをお伺いしました!

『ドラゴンボール』フィギュアを多数制作!

――簡単な自己紹介をお願いします

第1回「ドラゴンボールZ BANPRESTO WORLD FIGURE COLOSSEUM 造形天下一武道会」に出場し、「超サイヤ人トランクス」で優勝させて頂きました。最近の商品では、「G×materia」シリーズ全ての原型製作を担当させて頂いております。


第1回「BWFC造形天下一武道会」で優勝した「超サイヤ人トランクス」。
2018年2月にプライズフィギュアで登場。


「ドラゴンボールZ G×materia THE SON GOKU」
2019年9月にプライズフィギュアで登場。

――これまでに多数の『ドラゴンボール』関連フィギュアを手掛けられているということですが、『ドラゴンボール』はお好きですか?

マンガもアニメも、自分が生まれてから一番見ている作品は『ドラゴンボール』です。今回製作させて頂いたバーダックに関しても、彼が初登場したTVスペシャルを放映当時に観ていました。悟空の生い立ちから地球へ送り込まれた理由、バーダックがたった1人でフリーザに立ち向かうまでのエピソードなど、何度も繰り返し観たので心に染み付いています。


1990年放送【TVスペシャル】
『ドラゴンボールZ たった1人の最終決戦
フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父』

原型はとよたろう先生が監修!

――「原型師」とは、どのようなお仕事をされているのでしょうか。

基本的には、メーカーの方から「こういうポーズをしたこのキャラクターを作りたい」という内容の仕様書を頂いて、それを参考に、商品の元となる原型を作る仕事です。今回の企画では、とよたろう先生が描かれた悟空とバーダックのイラストを元に制作しています。製作した原型は、とよたろう先生に監修して頂いたのでとても緊張しました…!

――原型はどのように製作されるのですか。

原型の素材となる「スカルピー」という粘土を、「スパチュラ」というステンレスのヘラを使って、彫ったり形を整えたりして造形していきます。さらにそれをエナメル塗料の溶剤で溶かしながら、皺を作ったり筋肉を作ったり…というやり方で制作しています。


VAROQさんの仕事道具
右からデザインナイフ・スパチュラ ・筆・スカルピー

最初は頭のバランスや胴体、手足の長さを測ってバランスを決めて、そこから細かい部分を詰めていきます。また、最初にポーズをつけるときには、わざとらしくなるギリギリまでオーバーに作って、そこから自然な方向に寄せていくという整え方をしています。

はじめの印象は「斬新」

――とよたろう先生による描き起こしイラストを最初に見た時の感想を教えてください。

悟空とバーダックによる親子かめはめ波はこれまでに見たことがないので、斬新だと思いました。また、とよたろう先生ならではのポーズの付け方や細かい部分にこだわりが感じられたので、出来る限り意図を汲んでイラストの再現をしようという意気込みを持ちました。そうしてこだわって描かれたイラストをどこまで再現できるか、最初は不安も強かったです。イラストよりもフィギュアの見栄えが悪くなってしまうのが、最も良くないことだと考えていますので。


原型の元になった
とよたろう先生のイラスト。

――とよたろう先生のこだわりが感じられたのは、どういった部分でしょうか。

例えば、バーダックが左手首に巻いている布です。TVスペシャルでは巻いていなかったのですが、鳥山明先生が描いたバーダックが巻いていたものなので、とよたろう先生があえてマンガの方に合わせたというのが分かりました。


JC『ドラゴンボール』26巻其之三百七
右手に布を巻いたバーダックについて、
とよたろう先生からのコメントは関連記事をチェック!

イラストの再現と立体化を成立させるバランス

――立体化に際してどのような点を意識して制作されましたか?

まずはイラストを再現することが大前提ですが、正面の姿だけではなく、どの角度から見ても成立するように顔や筋肉・シワの流れを意識して製作しました。イラストでは見えない後頭部や体をねじった部分なども、イラストと辻褄が合うように時間をかけて調節しています。少しずつイラストに近づけていく作業はとても楽しいです。




さまざまな角度から見てもカッコいい!!


イラストでは見られない部分
2人の背中も雄々しい!



腹筋から下半身の道着につながる体の「ねじり」。

顔の流血の部分なども、とよたろう先生のイラストを再現できるように、彩色を担当して頂いたTOMOFUMIさんにこだわって頂きました。

彩色師のTOMOFUMIさんからもコメントを頂きました!
「とよたろう先生の色味を追求することにこだわりました。既存のフィギュアとはまた違う、先生の色味をお楽しみ頂きたいです。」


流血部分も彩色で再現!

――再現するのが難しかった点はありますか?

これまでに2体1セットのものを作る機会が少なかったので、悟空とバーダックを上手く組み合わせるのが難しかったです。組み合わせるときにどうしてもぶつかってしまう部分を削ったり、単体でもカッコよく見えるように戻したり、微調整を繰り返しました。


見せて頂いたのは原形彩色ですが、
製品版では一つの台座に2体を並べて飾ることが可能です

――最後に、発売を楽しみにしているみなさんへメッセージをお願いします。

単体でも成立するように制作しましたが、やはり2体揃って完成する作品なので、並べて飾って頂けると更に嬉しいです!

お話を聞く中で、VAROQさんの『ドラゴンボール』への愛情と、とよたろう先生のイラストへのリスペクトが伝わってきました!!

12月登場予定の「とよたろうが描いてみた!!-親子かめはめ波-」、今後も続報をお届けしていきますのでお楽しみに!!

「バンプレストナビ」で本アイテムの特設ページも公開中!!
コチラのURLをチェック!
https://bpnavi.jp/s/tc/toyotarou

ドラゴンボール超 とよたろうが描いてみた!!-親子かめはめ波-孫悟空
☆登場日:2020年12月より順次登場予定
☆価格:クレーンゲーム用景品
☆発売元:株式会社BANDAI SPIRITS

ドラゴンボール超 とよたろうが描いてみた!!-親子かめはめ波-バーダック
☆登場日:2020年12月より順次登場予定
☆価格:クレーンゲーム用景品
☆発売元:株式会社BANDAI SPIRITS

©バード・スタジオ、とよたろう/集英社
©バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション